上海上国造 (Kamitsuunakami no kuninomiyatsuko)
上海上国造(かみつうなかみのくにみやつこ・かみつうなかみこくぞう)は上総国中部を支配した国造。
上菟上国造とも。
祖先
『古事記』によると武夷鳥命。
別名は武夷鳥命・天夷鳥命・天日照命など。
天菩比命の子。
『国造本紀』その7世孫忍立化多比が成務天皇朝に上海上国造になり、その孫久都伎直が応神天皇朝に下海上国造になったという。
氏族
出雲氏......出雲国造・武蔵国造・下海上国造・伊甚国造・遠淡海国造などと同系。
檜前氏......。
姓は直。
天武天皇11年(682年)に連、14年(685)に忌寸に昇格。
阿智使主の後裔。
坂上氏などと同系。
姉崎古墳群は一族の墓と推定される。
本拠
上総国海上郡。
現在の千葉県市原市の一部。
氏神
姉埼神社(千葉県市原市)か。
子孫
檜前舎人建麻呂 ...... 奈良時代の官人。
隼人正。
外従五位下。
上総氏の祖。