探題 (Tandai)
探題(たんだい)仏教寺院に置かれた職。
僧の資格を問う論議において、出題に対し出された答えに判定を行う役の僧を言う。
鎌倉幕府・室町幕府に置かれた職。
本項で詳述。
探題とは、鎌倉幕府や室町幕府において、政務について裁決を行う重要な職をいう。
もともと仏教用語で使われていたものを、裁判権など重要な判定を行う職に転用したものか。
鎌倉幕府では執権、連署が探題と呼ばれ、京都や西国に置かれた広範囲な裁判権、軍事指揮権を持つ職に探題の名が与えられた。
室町幕府では鎌倉の執権に相当する執事、管領が置かれたがこれらは探題とは呼ばず、奥羽や西国において広範な執行権を持つ職に対して用いられた。
鎌倉幕府
連署・執権
六波羅探題
長門探題
鎮西探題
室町幕府
奥州探題
羽州探題
中国探題(西国探題)
四国探題
九州探題