若年寄 (Wakadoshiyori)
若年寄(わかどしより)とは
江戸幕府の職名。
本項で詳述する。
幕府と同様に、諸藩に置かれた役職名。
年齢の割に老けた外見の男性。
全国支配の担当である老中に対し、旗本や御家人の支配を軸とする将軍家の家政を担当した。
1633年(寛永10年) に、徳川家光が側近6人(松平信綱、堀田正盛、三浦正次、阿部忠秋、太田資宗、阿部重次)を日常の雑務を扱う「六人衆」としたことに由来する。
しかし、そのうち4人は老中に昇進したため存在意義を失いにいったん廃止され、老中にその職務は吸収された。
その後に、若年寄として復活した。
およそ4人を定員とし、老中・側用人などに出世するために経験する職となっていった。